意匠登録の必要性
しかし、そんな優れたデザインも、何もしなければ、他人に模倣されても文句がいえず、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。
デザイン(意匠)を権利登録すれば、そのデザインを独占的に使用することができます。コピー商品、類似商品などを排除でき、模倣品対策にも絶大な効果を発揮します。
また、ライバル企業との差別化を図ることができ、一瞬で視覚的に、他社とは違う、と思わせることができるのです。
日本国内はもちろん、中国・東南アジアなどでも外観をそのままコピーしたデッドコピー商品が多数見つかっている昨今、デザイン(意匠)登録の申請は増え続けています。
申請期間が長く登録に時間がかかり、また出願・登録にかかる費用も高い特許と違い、デザイン(意匠)の申請・登録は、中小企業が取得しやすい権利となっています。(意匠申請の57%は中小企業)
また、意匠権を取得することで、融資に有利に働いたり、ライセンス収入が得られたりすることもあります。